Présentation- このチーズについて
カブリサック(Cabrissac)は、丸くコロンとした見た目で、その滑らかで光沢がある灰色の外皮の下に、非常になめらかでクリーミーなベースが特徴の山羊のチーズです。このチーズの特徴は、細かい白いカビが生えた灰色っぽい表皮にあり、熟成すると、ヤギのチーズ特有のアロマと下草の香りが混じり合い、絶妙な味わいを生み出します。強すぎずクリーミーな食感のため、そのまま食べても、パンや野菜などと楽しむ事もおすすめです。
Histoire- このチーズの歴史
カブリサックのチーズ製造技術は、何世紀にもわたり継承されてきました。この技術は、特定の温度と湿度の条件下で、チーズが独特のテクスチャーと味を発展させることを可能にします。チーズ職人は、チーズの品質を最大限に引き出すために、凝乳から成形、炭での手作業による処理、熟成に至るまで、細心の注意を払っています。これらの伝統的な技術と職人の技が融合することで、カブリサックはその品質と独特のフレーバーを守り続けています。
Région-このチーズの生産地域
カブリサック(Cabrissac)は、特に山羊のチーズ製造に適した、肥沃な土地と豊かな自然環境を持つロワール地方で生産されます。ロワールといえば、美しいお城とシェーブルチーズやワインの名産地として人気を誇るエリアです。山羊の飼育からチーズの製造に至るまで、この地域の職人たちは自然と調和した方法で作業を行い、チーズに特有の地域性を反映させています。この地方では、たくさんの伝統的なシェーブルチーズが存在しますが、このチーズは近代的な方法で作られています。通常、シェーブルは熟成が進むと引き締まり、ほっくりとした組織になるのがロワール産シェーブルの大きな特徴でもありますが、こちらはクリーミーに変化するように作られています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
カブリサックの洗練された風味とクリーミーなテクスチャーは、数々のワインと素晴らしいペアリングを生み出します。特に、このチーズの複雑なアロマとバランスをとるには、辛口から中辛口のワインが推奨されます。サンセールやプイィフュメといった白ワインは、カブリサックの繊細なヤギの乳の風味を引き立てるのに最適です。また、若干の酸味を持つ軽めの赤ワインとも相性が良いです。