Le vigneron - 生産者情報
ローゼンエーゲルトの2021年ヴィンテージは、アルザス地方、特にキルシュベルクの丘の頂上に位置する単一畑から生まれます。このワイナリーは、厳しいテロワールの中で独自の醸造哲学を持ち、過去に栄えていた混植混醸の方法を復活させるなど、革新的な歩みを続けています。非常に個性的なワインを生産することで知られ、地元の特性を活かした栽培と低干渉の醸造技術により、ユニークな表現を追求しています。
Description - ワインの呞わい、ブドウについて
このワインはリースリング50%、ゲヴュルツトラミネール20%、ピノ・グリ20%、ピノ・ブラン5%、ミュスカ・オットネル(ミュスカ)5%のブレンドで構成されており、5種のブドウが見事に調和した辛口ワインです。ステンレスタンクで澱と共に10ヶ月間熟成され、リースリングの凛とした酸と香り、ゲヴュルツトラミネールの心地よいスパイシーさ、ピノ・グリの豊かなボディ、ピノ・ブランの絶妙なバランス感、そしてミュスカの果実味が複雑で豊かな味わいを生み出しています。アルコール度数は13%と、風味豊かながらも飲みやすい一本です。
Région - 生産地について
アルザスはフランス東部、ドイツとの国境に位置するワイン生産地域で、長い歴史を持つ地域のなかでも、キルシュベルクの畑は特に注目されています。土が薄く、石灰泥灰質土壌に恵まれ、涼しいミクロクリマを持つこの場所は、各品種のブドウが遅れて熟すことで、深みと複雑性を増す理想の条件を備えています。この特別な環境が、ローゼンエーゲルトのワインに独特のキャラクターを与え、アルザス地方の豊かなテロワールを最大限に引き出しています。
Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング
ローゼンエーゲルトはその多面的なキャラクターから、さまざまなチーズとのペアリングが楽しめます。コクのある白カビチーズ、例えばブリーやカマンベールはリースリングとゲヴュルツトラミネール由来の酸とアロマがチーズのクリーミーさを引き立てます。また、セミハードタイプのチーズ、例えばコンテやグリュイエールと合わせると、ピノ・グリとピノ・ブランのボディとバランスがその味わいを一層豊かにします。フルーツ感の強いミュスカが入ったブレンドは、フレッシュなチェーヴルチーズとの相性も抜群。様々な料理と同様に、チーズとのペアリングも幅広い選択肢を提供してくれます。