Le vigneron - 生産者情報
両家とも代々続くぶどう栽培農家の家系に育った現当主フレデリックは、もともとミュージシャン。両親の先祖から持っていた、急斜面の見事な区画が生み出すワインは「旨味を石灰質土壌から、ミネラル感を表土にある花崗岩、石英石などから得ている」といいます。酸化防止剤無添加とは思えないほどに品質が高く、安定感もあり、この価格でこの高いレベル感!と評価を受けています。若くして亡くなった兄、クリストフの息子であるアルノーもワイン造りに参画し、現在では若き世代が中心となり、他にない傑作を次々と生み出しているのです。1998年には化学肥料からビオディナミ農法へとスイッチして、より自然に寄り添ったワイン造りを開始したのです。とくに2008年からは、アルザス自然派巨匠たちの透明感を超えるべく、SO2無添加での醸造を開始し、その品質と安定性を実証しています。
Description ‐ ワインの味わい、ブドウについて
クレマンブリュットナチュール(CRÉMANT BRUT NATURE)の品種はピノ・ブランとシャルドネを使用。ダイレクトプレスの方法でジュースにし、発酵・熟成させた後、1970年代のオーク樽とフードル樽で一次発酵させ、一年間熟成させた後、さらなる熟成のために二次発酵を行う、というこだわりがあふれます。純粋なぶどうの旨みがふんだんに感じられ、レモンや柑橘のニュアンスが口に広がると、旨みが波のように押し寄せてきます。
Région - 生産地について
当ドメーヌの畑はアルザス地方のアメルシュヴィル村およびカッツェンタール村に広がっています。土壌は下が粘土と石灰質で、表面には花崗岩や石英石、河から運ばれた丸い石が混ざっています。フレデリック氏によると、「旨味を石灰質土壌から。ミネラル感を表土にある花崗岩、石英石などから得ている。」とのこと。
それに新たにSO2を使用せずに醸造し、品質が高く非常に安定したワイン造りが行えることを証明したのです。
Dégustation avec Fromage‐ チーズとのペアリング
フレッシュなチーズ、特にゴートチーズやクリーミーなチーズとの相性が抜群です。柑橘系のニュアンスがチーズのコクを引き立て、その後に押し寄せるぶどうの旨みが味覚のバランスを整えてくれます。