Présentation - 「リヴァロ」とは
リヴァロ (Livarot)は、フランスのノルマンディー地方で愛され続けている伝統的なチーズです。褐色の天然繊維「レッシュ」で5回細かく縛られた見た目が軍の大佐の階級章と似ていることから、リヴァロの愛称「大佐」にも繋がっています。柔らかで熟成されたウォッシュタイプで、しっとりとして粘り気のあるオレンジ色の表皮と、アイボリー色で滑らかで光沢のある内部を併せ持つリヴァロからは、品質の高さが感じられるでしょう。
Histoire - 「リヴァロ」の歴史
リヴァロの歴史は非常に古く、ノルマンディー地方の食文化を象徴するチーズの一つです。このチーズは、古代から地元ペイ・ドージュの心臓部に位置するリヴァロという町にその起源を持ちます。1975年には、フランスの原産地呼称(AOC)に登録、そして1996年にはより厳しい基準を満たす保護原産地呼称(AOP)として認定されました。これらの認定からは、リヴァロが持つ独特の風味と製法、そしてその生産地域に対する評価の高まりが伺えます。
Région - 「リヴァロ」の生産地域
リヴァロは、豊かな歴史を持つノルマンディー地方、特にペイ・ドージュ(Pays d'Auge)の地域で製造されています。この地域の肥沃な土地と温暖な気候は、質の高い草を育てるのに適しており、それがまた良質の牛乳を生産することに繋がります。リヴァロの製造に使われる全乳は、この地域特有の風味豊かなものであり、チーズに独特の味わいを与えています。また、リヴァロの他にカマンベールやポン・レヴェックなどの柔らかいチーズの生産地としても有名です。
さらにこの地域は、リンゴの生産も有名で、特にシードルとカルヴァドスの製造が盛んです。そのため、豚肉をカルヴァドスで火入れし、リンゴとクリームソースで調理した「ポール・ヴァレ・ドージュ(Porc Vallée d'Auge)」や、ール貝をシードルで蒸し煮にした「ムール・マリニエール・オ・シードル(Moules Marinières au Cidre)」など、シードルやカルヴァドスを使った郷土料理も多く親しまれています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
リヴァロとの組み合わせでおすすめしたいワインは、その濃厚で複雑な味わいを引き立てるものです。特にリヴァロの独特な風味には、果実味豊かな赤ワインが良く合います。例えば、ピノ・ノワールや、やや重めの赤ワインであるカベルネ・フランがおすすめです。これらのワインはリヴァロのクリーミーさと、繊細な塩味を引き立て、チーズを味わう楽しさをより一層深めてくれるでしょう。この組み合わせは、特別な夜の食卓やおもてなしの席に最適です。
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