About -Roquefort AOPとは
日本では世界3大ブルーの一つと数えられ、AOPを初めて取得したことでも有名なブルーチーズ、ロックフォール。
外皮はアイボリーから淡いローズ色で、固い外皮が付かないよう、錫箔に包んで熟成させます。中身は羊乳の真っ白な生地に、緑がかった青かびのコントラストが見た目にも美しいチーズです。
ロックフォールを作るのに欠かせないペニシリウムロックフォールティという青かびは、このロックフォール村の洞窟で発見され、その名がつけられています。また原料である羊乳は、その土地の古来種であるラコーヌ種の羊のミルクから作られています。
今ではライ麦パンを洞窟に入れて青かびを作り、その中からロックフォールチーズに適した青かびが厳選して使われています。
Journey -Roquefortの歴史と背景
ロックフォールの生まれた背景には、ロマンチックな伝説があります。その伝説によると、1人の羊飼いがロックフォール村の洞窟にパンと凝乳の昼食を残して、通りかかった美しい村娘を追いかけます。程なくして洞窟に戻ると、凝乳には青かびが生えていましたが、恐る恐る食べてみると、とても美味しかったそうです。こうして、今ではフランスを代表するチーズの一つになりました。
中世時代より以前から作られている歴史のあるチーズで、崖に囲まれた人口700人の小さな隠れた村で現在まで変わらぬレシピで造り続けられています。入り組んだ複雑な地形から生み出される「フロリーヌ」という湿った風を利用して、洞窟内の湿度と温度を絶妙に保っているのです。
1925年には世界で初めてAOCに登録され、そのユニークな作り方と熟成させる洞窟の場所が厳密に定められています。つまり、この洞窟の中で熟成されたものでないとロックフォールと名乗れないのです!
Taste & Marriage - 味、組み合わせ方、レシピ
ロックフォールにしかない、この羊乳のコクと青かびのシャープで爽やかな酸味と刺激は世界中のチーズファンを魅了しています。
口に入れるとふわっと溶ける滑らかで柔らかな口当たり、最後に残る青かびのツブツブ感と独特の鼻から抜ける爽やかな香りが長く楽しめます。
フランスでは、セロリのくぼみに乗せるのが王道の食べ方。またはライ麦パンに載せて、お好みでチェリージャムやイチジク、クルミと一緒にお召し上がりください。
サラダのドレッシングに使うとそれだけでプロ級の仕上がりに。
Recette - オススメレシピ
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