Présentation-ライオル(Laguiole)とは
ライオルは、フランス南部アヴェロン地方のオーブラック高原にあるライオル村でつくられている、フレッシュな牛乳から作られる円筒形のセミハードタイプのチーズです。灰色がかったオレンジ色の厚い外皮のなかに、麦わら色のしなやかでしっかりとした歯応えの内部は濃厚でクリーミー。口に含むとすぐにとろけて、少し酸味のある風味が広がります。
Histoire- ライオルの歴史
ライオルは生産地であるライオル村に名前の由来があります。フランス南部の中央高地マシフ・サントラルのオーブラックの山中にある修道院でつくられたのが始まりであるとされています。20世紀初頭、修道士がレシピを「ブロニエ」という地域のチーズ専門店に伝授したことがきっかけで、その生産はピークに達しました。ライオルは1961年、AOCの認定を受けその生産方法が保護されています。熟成期間は最低でも4ヶ月かかり、熟成と保存の温度は14度以下で行われなければなりません。
ちなみに、ラギオール、ライヨールなどと呼ばれている有名なナイフの原産地も同じLaguioleにありますが、チーズは一般的に「ライオル」と表現しています。
Comment conserver?-ライオルの保存方法
クッキングペーパーでくるみ、ラップに包んで冷蔵庫にて保管し、お早めにお召し上がりください。
Accord mets et vins- ライオルのレシピと一緒に飲みたい美味しいワイン
香り高いチーズであるライオルは、テーブルチーズとして最適でそのままアペリティフやおつまみとして食べても◎
また、フランスの伝統的なマッシュポテト料理であるアリゴの主要材料の一つでもあります。
フランスのチーズは、一般的に産地のワインと非常に相性が良いと言われています。
ラギオールと同じ産地のワインを合わせるなら、コート・ドーヴェルニュの赤ワイン、そしてロワール地方の辛口赤ワインをおすすめします。
白ワインがお好きな方は、サン・プルサンやコート・ドーヴェルニュの白のような辛口の白ワインと合わせることもできます。