About -Bethmaleとは(ベトマル)
フランスのピレネー山脈に近いアリエージュ県周辺で作られているチーズ。夏をピレネー山脈で過ごすグレー色の牛ガスコンヌの牛乳からできる希少なチーズで8月~9月頃が食べごろです。南西部近隣では、日常的に食べられているチーズですが、フランス国内の流通は少なく、日本では中々手に入れることが難しいチーズです。直径20~30cm、厚さ6~8cm、重さ5~7kgの円盤のような形のベトマルチーズは、湿度の高い工房でブラッシングを3~4ヵ月毎日行うことで表皮がオレンジ色になります。中は明るくクリーム色で弾力があると共にしっとりしており、優しいミルクの甘味と酸味の調和を保った食べやすい味わいのチーズです。
Journey -Bethmaleの歴史と背景
ベトマルチーズの名前は、生産地に最も近いベツマル渓谷に由来しています。古くから作られているチーズで、12世紀頃、サン・ジロンを訪れたルイ6世にベトマルチーズが振る舞われたと記録が残っており、19世紀くらいからパリの人たちにも愛されるようになったと言われています。ベトマルは、プレスされた未加熱のチーズです。凝乳を型入れしてプレスする際に、あまり強くプレスしないため、生地は緻密で小さな穴が見られることもあります。
Taste & Marriage - 味、組み合わせ方、レシピ
フォンデュしたベトマルとハムを合わせてベーグルにサンドしたり、Tartiflette(タルティフレット)に使用するのもGOOD!Côtes du FrontonnaisやGamayなどの軽めの赤ワインや甘口の白ワインと合わせると相性抜群です♪