Présentation- このチーズについて
フランス本国でも知名度があまり高くないながら、優しい風味と豊かなミルクの香り、口溶けの良さでぜひ知っていただきたいこちらのチーズ、トメット・ドゥ・イェンヌ(Tommette de Yenne)。熟成期間中には、ブルームがかったグレーの外皮に黄色又は赤いカビの斑点が生み出されます。チーズの縁か上部に "Savoie (サヴォア地方)"の刻印があるのも特徴的。口の中でとろけるやわらかさがあい、チーズで熟成が進むほど、ミルキーで少しピリッとした風味が増します。
薄く切って、田舎風のパンと一緒に味わい深いサンドイッチにしていただくのがオススメ。このチーズの特徴的な香りは、サヴォワ地方の広大な牧草を食べた牛のミルクの風味です。口の中に残る深い余韻をぜひ味わって。
Histoire- このチーズの歴史
1962年にサヴォワ地方のダン・デュ・シャの麓に設立されたイェンヌ酪農協同組合のみが独占的に生産しています。この協同組合は、コンクール・ジェネラル・アグリコルで何度も金賞を受賞している実力派です。
Région-このチーズの生産地域
トメット・ドゥ・イェンヌの生産地は、フランスの東部サヴォワ地方となります。この地域の豊富な自然環境と気候が、チーズ作りにふさわしい環境を提供しています。綿密な職人の技により、そこで生まれるミルクは最高品質のチーズに仕上げられます。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
トメット・ドゥ・イェンヌは、その風味を最大限に引き立てるワインとの組み合わせにより、一層美味しさを引き立てます。特に、サヴォア地方の辛口白との相性がグッド。サヴァ地方は生産量の4分の3が白ワインです。ジャケール、アルテス、シャルドネ、など、この地方独特の品種も。軽快で辛口、すっきりと爽やかな酸味も特徴的。