Présentation- 「オルロジェ」について
「オルロジェ(L'Horloger)」は、スイスの「シュピールホーファー・チーズ工房」で作られているチーズです。180日以上熟成したこのチーズは、バターのような風味と力強くも調和のとれた味わい。また時計の文字盤が刻まれたユニークな模様の外皮は、オルロジェが作られているジュラ地方で盛んな時計製造技術への敬意を表しています。
Histoire- 「オルロジェ」の歴史
「オルロジェ」を製造するシュピールホーファー・チーズ工房は、1928年にジュラ地方で設立しました。この工房では、何世紀にもわたって受け継がれてきたスイスの伝統的な職人技に従ってチーズが作られており、オルロジェもそのひとつです。また自社のスタッフだけでなく、自然に近い生産方法を採用している農家のみをサプライヤーとする生産者とも友好的な関係を築いた上で製造されています。
牛の飼料から最終製品に至るまで、最高品質を保証されたオルロジェは、生産の各段階から販売プロセスに至るまで、毎日チェックが行われ、厳格な衛生規定が適用されているチーズです。
Région-「オルロジェ」の生産地域
シュピールホーファー・チーズ工房のあるジュラ地方は、豊かな自然と伝統が調和した独自の食文化を育んでいます。この地域は、山々に囲まれた美しい風景と、厳しい気候が特徴で、その環境が地元の食材や料理に深く反映されています。
特に、チーズ生産はジュラ地方の食文化の中心を成しており、中でも「グリュイエール」や「モンドール」といったチーズが世界的に知られています。これらのチーズは、地元の牧草地で育った牛のミルクを使用し、伝統的な製法で丁寧に作られています。熟成期間中には、チーズ職人たちが温度や湿度を細かく管理し、独特の風味と食感を引き出します。
また、ジュラ地方の食文化はチーズだけにとどまりません。この地域では、伝統的なソーセージやハム、燻製肉などの加工品も重要な役割を果たしています。特に、「サン・ジャン・デ・ソーセージ」と呼ばれる地元のソーセージは、地域の祭りや家庭料理でよく使われます。さらに、ジュラ地方はワイン生産でも知られており、特に「シャスラ」という白ワインは、地元の料理との相性が抜群です。
食事の面では、チーズフォンデュやラクレットといったチーズを使った料理が代表的で、冬の寒い時期には家族や友人と囲む食卓の中心となります。また、地元の食材を活かした素朴な家庭料理も多く、例えば「パピ・ヴォードワ」というじゃがいもとチーズを使った料理は、地域の伝統的な味として親しまれています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
オルロジェの濃厚でバランスの取れた味わいを引き立てるためには、選び抜いたワインとのペアリングが重要です。このチーズには、フルーティな香りとやや酸味のある白ワインが最適です。特に、スイスやフランス産のシャルドネやピノ・グリがオススメです。また、赤ワインを好まれる方には、軽めのピノ・ノワールやガメイ種が相性が良いとされています。オルロジェとワインの絶妙なハーモニーを、ぜひ楽しんでください。