Le vigneron - 「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット」の生産者情報
「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット(Champagne Tradition Brut)」は、ピノ・ノワール74%、シャルドネ26%のシャンパーニュです。シャンパーニュ地方南部にあるコート・ド・バール地区のバローヴィルに本拠を置く、1962年設立の共同組合「オージェンヌIII(Eugène III)」によって造られています。「オージェンヌ」という名前は、12世紀に実在した法王オージェンヌ三世が由来。老舗が多いシャンパーニュ地方の中では比較的新しい生産者ですが、様々なコンクールでの受賞歴やワイン専門誌での高い評価を誇ります。
Description - 「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット」の味わい、ブドウについて
「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット(Champagne Tradition Brut)」は、「オージェンヌIII」の中でも最もスタンダードなキュヴェです。ピノ・ノワールの力強さや深みと、シャルドネの繊細なミネラル感に、2014年に収穫されたブドウと20%のリザーヴワインをブレンドすることにより、安定したアロマと複雑な風味を堪能することができます。この繊細なバランスを、有名評論家のジェームズ・サックリング氏も91点をつけるほど、高く評価しているシャンパーニュです。
Région - 「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット」の生産地について
「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット」は、フランス北部、シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区で生産されています。豊かな土壌と理想的な気候条件で知られるこの地域は、世界的に評価されるシャンパーニュを生産するのに最適な場所でもあります。また、この地域には、このシャンパーニュを引き立てる食材も魅力的なものが揃っています。
特に有名なのは「アンドゥイエット・ド・トロワ」です。これは豚の腸を使った伝統的なソーセージで、マスタードソースと共に提供されることが多く、シャンパーニュの酸味や泡立ちがその独特な風味を爽やかに包み込みます。
また、シャンパーニュ地方はブリ―・ド・モーやラングルといった優れたチーズの産地としても知られています。これらのクリーミーな白カビチーズは、シャンパーニュとの相性が抜群で、特にブリュットや、やや熟成したシャンパーニュとの組み合わせは格別です。
Dégustation avec Fromage - チーズとのペアリング
「シャンパーニュ・トラディション・ブリュット」は、爽やかな酸味と繊細な泡立ち、フルーティーな香り、そしてほのかなブリオッシュのような香ばしさが特徴。このシャンパーニュには、軽やかでクリーミー、または塩味のバランスが良いものが理想的です。
特におすすめなのが、ブリ―・ド・モー。この白カビチーズはクリーミーでやわらかな舌触りが特徴で、シャンパーニュの泡立ちと酸味が、チーズの濃厚さを軽やかに包み込みます。また、コンテのような熟成ハードチーズも最適。ナッツのような香ばしさとわずかな甘みがありコンテは、シャンパーニュのフレッシュさとも見事に調和します。そして、シャウルスという白カビタイプのチーズもおすすめ。特に若いシャウルスはシャンパンの酸味と合わせることで、よりミルキーな甘みが引き立ちます。