Présentation- このチーズについて
トル・デュ・クリュ(Trou du Cru 別名:ル・トル・デュ・クリュ、トゥルー デュ クリュ)は、14〜15世紀にブルゴーニュ地方の小さな村エポワスのシトー修道会の僧侶たちによって造られた、「エポワス」の製法を受け継ぎ、同様に作られる極上のチーズの一つです。エポワスは美食家ブリヤ サヴァランが「チーズの王」と称讃し、ナポレオンがこの土地の銘酒シャンベルタンと合わせることを好んだ事でも知られています。「トゥルー」とは「穴」。「クリュ」は極上銘柄ワインの産地を表わす言葉です。2~3日おきにマール酒で洗って熟成させることで、濃厚な風味と小さいながらも力強さを持つチーズとなります。エポワスは大きすぎてなかなか全部食べきれない、そんな方にもおすすめの食べきりサイズのコロンとかわいいチーズです。
Histoire- このチーズの歴史
「トゥルー デュ クリュ」は、長い歴史を持つエポワスの製法を継承しています。ブルゴーニュ地方の小さな村エポワスのシトー修道会の僧侶たちが14〜15世紀頃に造り始め、それが現在の「トゥルー デュ クリュ」の製法に受け継がれています。「エポワス」と「トゥルー デュ クリュ」の製造方法は同等で、マール酒で洗い、クリーム色のカビを纏わせて熟成させます。
Région-このチーズの生産地域
「トゥルー デュ クリュ」の発祥の地はブルゴーニュ地方、特にオースワ地方の小さな村エポワスであり、その製法はこの地方特有のものです。エポワスは、その地域性を活かしたチーズ作りが行われてきた地域であり、「トゥルー デュ クリュ」もその伝統を継承しています。
Accord Vin et Fromage - 合わせるのにオススメなワイン
マール酒で熟成させた「トゥルー デュ クリュ」は、その濃厚な風味と力強さから、味わい深いワインとのペアリングがおすすめです。シャンパンや、ブルゴーニュ地方の銘酒シャンベルタンなどが特に相性が良いとされています。きらめく黄金色、キメの細かい泡立ち、華やかな香りといった特徴を持つシャンパンとともに楽しむことで、一層豊かな味わいを堪能することができます。同じブルゴーニュ地方のピノやシャルドネを合わせるのもオススメ。