Présentation- トム・アイユ・デ・ウルス(Tomme à l'Ail des Ours)とは
主に、サヴォワのセラーで熟成されているセミハードタイプのチーズ。牛の生乳から作ったプレスペーストを素焼きにしたものでニンニクの香りが特徴的です。
外皮は麦わら色からオレンジ色、滑らかで光沢があります。内部は象牙色でほんのりイエローがかっていて均質でクリーミー、ニンニクのフレーバーが感じられます。
甘く繊細な風味を持つ、とても香り高いチーズです。ニンニクのクローブのような辛味はなくマイルドな味わいで、その香りによって、力強さとクリーミーさを併せ持つチーズに仕上がっています。オーベルニュ=ローヌ=アルプのほか、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ、グラン=エスト地方でも生産されています。
Histoire- トム・ア・ライユ・デ・ウルスの歴史
チーズの名称にもなっているアイユ・デ・ウルス(Ail des Ours)は、「熊のニンニク」という意味で「クマニラ」「クマネギ」とも呼ばれています。冬眠から覚めた熊が最初に食べる植物だと言われているそうです。
白い花を咲かせる植物で、湿った日陰の下草や小川沿いに生えています。葉を少しくしゃくしゃにすると、はっきりとしたニンニクの香りがすることから、ニンニクよりもニラに近い印象かもしれません。
この熊のニンニクは消化が良いため食べやすく、血圧を下げる効果があるとされており、心臓血管系の病気や循環器系疾患の治療に使われているようです。
Comment conserver?- トム・ア・ライユ・デ・ウルスの保存方法
クッキングペーパーでくるみ、ラップに包んで冷蔵庫にて保管し、お早めにお召し上がりください。
Accord mets et vins- トム・ア・ライユ・デ・ウルスのレシピと一緒に飲みたい美味しいワイン
そのままアペリティフとして食べても美味しいですが、ラクレットで溶かして食べるとニンニクの香りがアクセントになっておすすめです◎
【おすすめワイン🍷】
蔵元:ドメーヌ・セバスチャン・ダヴィッド ワイン名:ジョージア・プリミティフ・オレンジ