フランスを代表するカトラリーブランド「OPINEL」
今回はフランスを代表するカトラリーブランド「オピネル」のフォールディング(折り畳み式)ナイフについてご紹介します。1890年にアルプスで誕生したオピネルナイフ。その美しさと機能性で何世代にもわたって愛用されてきた人気のアイテムです。使いやすさ抜群で、料理やチーズのカットなどフランス人の日常生活で愛されています。 今ではフランスの辞書にも正式に掲載されているのだとか。
オピネルの誕生
オピネルナイフは、1890年にアルプス地方にあるサン=ジャン=ド=モーリアンヌ近郊のアルビエス・ル・ヴィユーでジョセフ・オピネルによって発明されました。
オピネルは裁断師を生業としており、農業用の大きな道具を作っていましたが、友人のためにナイフを作り始めました。もともと本業ではなかったナイフ生産ですが、あるモデルの成功がきっかけとなり、彼はナイフを工業生産することで事業化し、ビジネスを転換することになりました。
オピネルの歴史
第二次世界大戦が始まった時、このフォールディングナイフはすでに2000万本が販売されていました。そして、このナイフの特徴である安全リング(フェルール)は、1955年に追加されました。
1973年からはサヴォワ地方のシャンベリに拠点を移し、現在もオピネルファミリーによって運営され、その伝統を継承し、成功を収めています。
年間400万本のナイフを生産しており、1890年の創業以来、世界中で推定2億6000万本ものナイフが販売されています。時代を超えて世界中で愛されるメイドインフランス商品の一つです。
オピネルの特徴
オピネルの伝統的なモデルは、ブナまたはサクラ材のハンドルと、ヤタガンと呼ばれる優雅なカーブを描く炭素鋼のブレードを備えています。
オピネルのナイフは安心して持ち運べるような機能が備えられており、Virobloc(ビロブロック)というセーフティーリングを回すと、ブレードの不用意な開閉を防ぐことができるシンプルな作りです。
100年以上の歴史の中で、オリジナルモデルはオーク、ウォールナット、オリーブ、ローズウッド、ホワイトビーチなどの高級木材やエキゾチックウッド、または牛角などの他の素材で作られてきました。ハンドルには200種類以上の樹種が使用されています。
もう一つの特徴はナイフに刻まれた王冠を支える手のモチーフ。この刻印は最初のモデルの刃からつけられていました。というのも、シャルル9世以来、すべての刀匠は、その起源と品質を保証するために、自分の紋章を自分のナイフに付けなければならなかったからです。刃に刻まれた3本の指は、洗礼者ヨハネの聖遺物を表し、サン=ジャン=ド=モーリアンヌの町の紋章に登場するという歴史あるものです。
長く愛されてきたナイフは崇拝の対象に!?
ピカソが彫刻に使ったことでも知られるオピネル。その使用方法は様々で、芸術のみならずアウトドアやその昔は探検家たちも使用していました。有名な探検家ジャン=ルイ・エティエンヌだけでなく数千万人の無名の人々の旅のお供だったのです。
現在では、このポケットナイフは、ニューヨーク近代美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館に認定されるなど、カルト的な存在にまでなっています。
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